3000番台の種車である「72系アコモ車」は、昭和49年改造の「1次車12輌(下1ケタ:
l〜6)」と、翌昭和50年改造の「2次車8輌(下1ケタ:7〜0、黄色で表示)」とに分けられるのですが、
この「1次車」と「2次車」では、半自動側扉外側の取っ手の形状が異なっていました。
雑誌などで「1次車」の登場直後の写真を見てみますと、側扉外側にはll5系で使用しているような
埋込式の比較的小さな取っ手のみ付いていましたが、後の写真を見てみますと、旧形車に使用していた、
掴むタイプの取っ手が追設されています。(上のクハl03-3003の形態)
一方「2次車」の写真を見てみますと、ll5系タイプの小さな取っ手は付いておらず、
掴むタイプの取っ手のみが付いています。(下の写真のモハの状態)
この状況から推察しますと、1次車にはll5系タイプの取っ手を付けて製作したものの、
現場or利用者から、「旧形車についている大きな掴むタイプの取っ手に比べて使いづらい」
という声が出て、旧形車と同じ取っ手を追設し、2次車については、最初から掴むタイプの
取っ手のみを付けて製作されたものと思われます。
なお、この1次車12輌と2次車8輌での取っ手の形状の違いについては、まだl03系化される前の
昭和57年に仙石線を訪問した際、20輌全車について現車確認をしております。
l03系化改造にあたっては、基本的には種車の取っ手形態をそのまま引き継いでいますが、
サハl03-300l〜3003の3輌については、追設した大きな取っ手を撤去したようで、
仙石線に1次車が投入された時と同じ形態に戻っています。(ピンク色で表示)
なお、仙石線アコモ車の場合、側扉外面下部の業務&非常用取っ手を設けておりませんので、
仮に半自動機能を全く使用しないとしても、外側の取っ手の全てを撤去することは不可能です。
(構内や緊急時に、車外から側扉を開けるのが困難になってしまいます。)
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